穏やかに送ることができた直葬

2年前に叔父がなくなりました。
叔父は独身で家族がいなかったため生前から密葬で「何もせず骨にだけしてくれればいい」
と言っていました。そして叔父が無くなり生前の言葉通り、僧侶を呼ぶことも無く、ただ火葬するだけの直葬を行いました。駆けつけた親戚は8名ほどで、その時は「なんだかちょっと寂しいね。寝屋川で近くの葬儀場を借りて家族葬を行った方が良かったんじゃないか・・・」などどいう声もありました。
しかし火葬場での直葬の流れは、まず安置してくれているので時間まではそこでお別れができます。
叔父は火葬するまでの安置が1日あったので、火葬前日に行っても会わせてもらうことができました。
そして当日も親戚だけでゆっくりとした時間をもちながら火葬になり、その間も何も執り行なう必要がある儀式がないので、バタバタせずに済みました。
終わってみると、みんながみんな「自分のときも直葬がいい」と言っていました。
もろろん私もそう思いました。
儀式が無くて寂しい、叔父が可哀相なんじゃないかなどど一瞬は思ったりもしたのですが、終わってみれば穏やかに送ることができたという気持ちだけが残りました。