煩わしさを省いた理想的な葬儀とは

今から、半年前、あるお世話になった方が亡くなりました。
若い頃から粘り強く自分に声をかけてくれた恩人である故人に対して、迷惑をかけた分しっかりと送ってあげないといけないと感じ大阪での葬式に参加しました。
葬儀の形態は、宗教団体が主催する家族葬・友人葬の形がとられました。
非常に簡素ですっきりとした内容で、何時間も読経やお経を唱え続ける旧来のお葬式と比べるとに、格段に合理的になったような気がしました。
故人が亡くなってあの世へ行き、成仏するかしないかは読経の長さや形式の荘厳さではないように感じます。
あくまでも参列した参加者が、生前の故人を偲んで粛々と短い時間で凝縮した意義を込める方が、故人参列者双方にとって好ましい振舞いであろうと感じるからです。
私がこの故人の葬儀に参列した時間は僅か40分程で全てが終了しました。
御供養に関しても、この家族葬では新生活すら受け取らないようでしたので、完全に身一つでの参加となりました。
今後、このようなあり方をした葬儀の形態は増えていくだろうと感じました。