頑固で気難しい性格の父でしたが、ついに80歳という年齢で家族に見守られながら他界しました。葬儀に関しては自営業をしていたということもあり、仕事上の付き合いが少なかったこと、また親族もかなり高齢で少なくなっていることなどもあり、元々人付き合いが嫌いな性格でもあったので、家族葬でできるだけシンプルに葬儀をすることにしました。区民葬という区が提携している葬儀屋に電話をし、深夜でしたがすぐに駆けつけてくれて、それから役所への死亡届や葬儀の方法、お花、棺桶、そして寝屋川の葬儀場へ家族葬の段取りなどすべてをしてもらいました。家族葬の中でも最低限ものだけで済ますということで家族皆同意してくれましたので、翌日火葬の段取りにして、費用は20万以下で済ませることができました。独特の悲しみと言いようのない虚無感のようなものがありましたが、家族葬にして煩い事を増やすことがなかったのでよかったと思いますし、一つの時代が終わったという気持ちも沸いてきました。