私は今まで祖父、祖母のお葬式に参列したり遺品整理を手伝ったことがあります。いつも家でお通夜をして、その次の日にうちの地域では棺桶を身内や親しかった方が10人程度で一緒に担いで家の前を何周か小さく円を描くように歩きます。その間お坊さんが唱えてくれています。代表の方が亡くなった方への挨拶をしている時も、涙は止まりませんでした。
棺桶を閉じる最後の時は、皆が思い思いに花や手紙などを入れていたのですが、母が忘れずに杖を添えて入れていたのを思い出します。杖があれば天国まで迷わずに行けると言われているようです。何を入れてもいいのかと思っていましたが、祖母の時に誰かが分厚い本を入れていたのですが、火葬の際、体の上に乗せていた為にその部分の骨が残らず注意を受けていました。紙は燃え過ぎてしまうようです。最初は悲しくて悲しくて仕方がないのに、お葬式を終えると少し悲しみがスッとするような感覚になりました。お葬式は残された者の為、という意味が分かった気がします。
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