一口に家族葬といっても、明確な家族葬の定義があるわけではないと思いますが、100歳の長寿を全うした祖母の葬儀は家族葬の体裁で行われました。いわゆるご長寿でしたので、祖母のお友達や親兄弟は既に亡くなっている方が多く、また最期の方は施設や病院でお世話になっていたこともあり、大々的に葬儀を行うことはせず、身内だけで祖母を見送ることになりました。とはいっても、子供も孫も人数が多く、ひ孫も含めると、家族葬という言葉からイメージするより少し賑やかな葬儀となったような気がします。
葬儀の流れは、家族葬ではない葬儀と同様に進みました。ただし、喪主の挨拶はありましたが、弔辞などはありませんでした。本当に近しい親族の集まりであったため、アットホームな雰囲気で故人を悼むことができたのは残された遺族にとっては何よりのことだったように思います。
なお、この祖母の葬儀では、お香典はお断りさせていただくとともに、お香典返しではなく、記念品をお渡ししました。