亡くなったことを知らせる一大事

いとこの葬儀を手伝った時のことです。
真っ先に我が家へ連絡がありました。
その時にいとこと私の両親の間で葬儀に対する考え方が異なったので大変でした。
というのも、いとこは家族葬規模の葬儀を考えていました。
一方の私の両親は社交的だった故人のために相応の葬儀にしたいと考えたからです。
規模が変われば大阪で行う葬儀にかかる費用も変わってきますが、私の両親はお世話になったから費用が足りなければ助ける準備もあると言い出しました。
葬儀の規模次第では新聞のおくやみ欄にも葬儀詳細について告知を出さなければいけないし、連絡範囲も広がります。
いとこは既に引退して久しい故人なのだから、限られた人たちで静かに送りたいという考え。
私は近しい部外者として話を聞いていましたが、なんとなく「自分の親の時にはどうしたいか」と考えながら話を聞いていたものです。
結局は家族葬で話が落ち着き、地域柄、しばらくは家にお線香をあげに他人が来る際にはきちんと応対するといういとこの主張が通りました。
故人への想いはそれぞれ。
どんな形で送ってあげたいか、誰の想いを一番に優先するか。
一筋縄ではいかない問題なのだと気が付きました。